近頃、何かと話題の婚活ですが、中でも特に人気なのが婚活バスツアーです。
テレビ番組などで時々取り上げられていますので、知っている人もきっと多いでしょう。
私も旅行が好きで友人と日帰りバスツアーに参加することもありますし、絶対に楽しいだろうと、想像するだけでワクワクしてしまいます。
でも忘れてはならないのはメインは婚活であるということですね。
今回は「50代女性の婚活バスツアー」をテーマに、失敗しない方法や成功率をアップさせるコツなどを口コミ情報から読み解いていきます。
50代女性の婚活バスツアー!参加する男性の心理とは?
婚活バスツアーとはどんなもの?
まずは婚活バスツアーの内容について知っておきましょう。
スケジュールなどはよくある日帰りバスツアーとほぼ変わらず、婚活の仕組みは婚活パーティーやお見合いパーティーと同じようなものです。
日帰りバスツアーと婚活パーティーが合体したものというイメージですね。
一般的に時間は朝から夕方までのものがほとんどですが、中にはディナーまで含まれているもの、一泊するものもあります。
今回はもっともポピュラーなものを紹介しますね。
朝、集合場所から出発して、パーキングエリア到着時などの一定の時間ごとに席をシャッフルし、参加者と満遍なく会話ができるようになっています。
グループに分かれての行動、みんなでのランチ、そしてフリータイムなどを経て、帰路で成立カップルを発表するという流れです。
ただでさえバスツアーは実生活からの開放感が味わえて、テンションも高まりますよね。
一人で参加しても楽しめる要素が盛りだくさんですから、婚活バスツアーが人気があるのも納得です。
特にシニア世代の趣味といえば、筆頭に挙げられるのが「旅行」ですからね。
季節に合わせた観光地や名所めぐり、自然を満喫できるアウトドア系、収穫や物造りの体験もの系、そして美術館、博物館、工場見学など、行き先は実に多彩です。
婚活ということで、縁結びの神様をお参りするというプランもあるんですよ。
参加費の相場は1万円前後ですが、他の婚活同様、男性の方が費用は高めです。
婚活バスツアーに参加する男性の心理とは?
例えばみんなでゲームをするにしても、食事をするにしても、率先して場を盛り上げようとするのは男性の方が多いですよね。
団体行動が基本のバスツアー、しかも婚活バスツアーなら尚更だと思います。
中には本来コミュニケーションが苦手でも、なんとか会話を弾ませようと一生懸命な人もいるでしょう。
お調子者のように振る舞う人が、実はとても繊細な人だという場合もありますからね。
婚活パーティーや婚活バスツアーにはサポートをする担当者がいるので、参加者は普通に振る舞っていても大丈夫なんです。
男性の婚活バスツアーの体験談を読んでいて、私が気になったものをいくつか挙げてみますね。
- 「何を話しかけても無反応な女性がおり、1対1で会話をする時間が苦痛だった」
- 「友人グループで参加の女性陣。自分たちだけで盛り上がるばかりで男性陣はまったく相手にされなかった。あれではただのシニアバスツアー」
- 「初めての参加で期待していたのに終始盛り上がらず。楽しむ気もないなら何故参加するのか。必死に盛り上げようとしていた添乗員が気の毒だった」
極端な一部の例ですが、真剣に結婚相手を探している男性には過酷な状況ですよね。
性別以前に、人としてどうかと問いたいものもありますが、相手が好みでないからといって露骨な態度をとるのはいかがなものでしょう。
ほとんどの男性の場合、相手がどんな女性であってもイニシアティブを発揮し、少しでも楽しませようと意識するものです。
うまくいかなければ傷つくでしょうし、自信を失ってしまうかもしれませんね。
女性側も最低限のマナーとして、相手を不快にさせる振る舞いは避け、楽しい場にすることに協力的でありたいものです。
挙げたのはほんの一部の例で、婚活バスツアーは「楽しかった」という感想が圧倒的ですので、その点は安心してくださいね。
50代女性の婚活バスツアー!失敗しない方法を失敗談から学ぶ!
予定を合わせ、時間を費やし、費用も支払って参加する婚活バスツアー。
過度な期待は禁物ですが、どうせなら早く成功させたいですよね。
効率的な婚活に情報収集は欠かせません。
失敗しないためには、まず失敗について知っておくことが近道です。
婚活バスツアー体験者の失敗談を見てみましょう。
同行した友人の発言でツアーが台無し(50歳女性)
婚活バスツアーに初めて参加することにしたのですが、どうしても一人では不安だった私は、同じ独身の友人に同行を頼みました。
バツイチになったばかりの友人は、婚活に前向きではないものの、バスツアーの魅力に惹かれて快諾してくれたのです。
そうしてウキウキとした気分で始まった婚活バスツアーですが、楽しかったのは最初だけでした。
それぞれ隣の人との会話が進む中、真後ろの席に座っていた友人がとんでもないことを言い放ったのです。
「私、この人の付き添いで来ただけで結婚考えてないから。ねー、〇〇ちゃん?」
私に同意を求めながら、バス中に響き渡る声で。
あちこちから苦笑の声が漏れ、私は居たたまれずに俯いてしまいました。
しらけた空気はすぐ添乗員さんが一掃してくれましたが、他の参加者の皆さんに申し訳なく、その後も気遣われれば気遣われるほど自分が情けなくなり…。
婚活する気のない友人を気軽に連れて来てしまったのですから自業自得です。
悪気のない彼女は純粋に旅行として楽しめたようですが、私は目的の婚活すらまともにできませんでした。
教訓※友人の同行は悪いことではありませんが、人選はくれぐれも慎重に。
年齢制限に思わぬ落とし穴(53歳女性)
お見合いパーティーやバスツアーには何度か参加していましたが、50代以上限定のものしか経験のなかった私。
男性参加者は60代以上が多く、私が望む同世代という感じの人はほとんどいませんでした。
そんな中で発見した婚活バスツアーの募集に、「男性40~60歳、女性35~55歳」というものがあり、深く考えずに参加したのが失敗の始まりです。
男性も女性も制限の上の方の年齢層が多いだろうと予想していたのですが、当日、目を疑うような光景が…。
女性参加者は私以外、どう見てもアラフォーばかりで、中には本当に35歳を過ぎているのかと疑うような若々しい人までいるではありませんか。
上限スレスレに相応しい見た目とファッションの私は浮いてしまっています。
男性陣もいつもより若めなのはいいのですが、引率者のような私が婚活相手として見られることはなく、むしろ労わられているようにさえ感じました。
アラフォー真っただ中の女性たちと、アラフィフにまだどうにか踏み止まっている私。
その差のあまりの大きさを思い知らされ、後はもうツアーを楽しむことに専念しました。
それでなくても婚活をする多くの男性は自分より若い女性を望みます。
運もあるのでしょうが、スタートラインにすら立てない散々な婚活でした。
教訓※年齢制限ギリギリの応募には要注意。当然ながら上限に近づくほど不利になります。
喋り過ぎ…気づいた時は既に遅し(56歳女性)
歴史好きな私が失敗したのは、プライベートでも訪れたことのある名所をめぐる婚活バスツアーです。
単純に同じ趣味の人との出会いを期待しての参加でした。
その頃の私は結婚相談所、お見合い、各種婚活パーティーなど、2年近く様々な婚活を続けても結果を出せず、半ば諦めかけていたのです。
スマホで同じように婚活に行き詰っている女性のブログを見つけ、共感しながら読んでいると「婚活疲れ」という初耳の言葉が出てきました。
実らない婚活が長期に及ぶと、自分は結婚できないんじゃないか、婚活なんて無駄じゃないのかと落ち込むことを言うらしいんです。
絶望的な思いに沈んでしまわないよう、疲れを感じたら少し時間を置く、或いは環境を変えるというのが対処法で、彼女が勧めていたのが未経験者への婚活バスツアーだったのです。
確かに気分はいつもの婚活パーティーなどとはまったく違っていて、その解放感と気楽さにすっかり気持ちが緩んでしまいました。
隣の席になった男性に婚活疲れの話をしてみると、意外にも共感してくれて、そこから一気に私の鬱憤が噴き出してしまったのです。
今までの婚活への愚痴が次から次へと、自分でも驚くほど出てきて止まりません。
相手の苦笑に気づいてようやく我に返ったのですが、時すでに遅し。
何度も謝る私に「辛かったんですね」と優しく慰めてくれて、あろうことか今度は泣き出してしまう始末です。
自分でも、まさかあそこまで情緒不安定になっていたとは自覚していませんでした。
心配する周囲に穏やかにフォローしてくれたり、とても素敵な男性でしたが、初対面で醜態をさらしてしまった私は、解散と同時に逃げるように帰ってきました。
いい出会いを逃してしまった気持ちもありますが、自分が恥ずかし過ぎて、もしまたあの男性に会うことがあっても逃げ出してしまうでしょう。
私に必要だったのは、環境を変える前に婚活を少しお休みしてみることだったようです。
教訓※婚活疲れにはまず休養を。環境を変えてのチャレンジは万全の態勢で挑みましょう。
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50代女性の婚活バスツアー!口コミに見る注意点とは?
上の失敗談のように初心者には欠かせない情報、それが口コミ情報です。
中には関係者が良い口コミを、ライバル側が悪い口コミを流す場合もありますので、とにかく多数の情報に目を通し、個人的に納得できるものだけをまとめてみました。
口コミ情報に見る「婚活バスツアーに向いてる人・向いてない人」
冒頭に書いたように、婚活バスツアーの形式は婚活パーティーと変わりありません。
そうした理由から次のような感想や意見が多く見られました。
- 婚活パーティーが苦手な人にはお勧めしない
- 婚活バスツアーの方が時間が長く、費用も高いため、失敗した時の落胆が大きい
- 旅にも興味がない場合、好みの相手がいなければ苦痛な時間を過ごすだけ
- やはり特定の人に人気が集中し、結果的に同性の婚活友だちができただけ
実際に私も「気楽に参加してみたら?いい人がいなくても旅行楽しめばいいんだから」と勧められた経験があります。
婚活を前提に「気軽に参加」「旅行を楽しむ」という風潮は当たり前になっていて、婚活バスツアーの人気はそこに理由があるようです。
自分が不向きかどうか判断し兼ねるという人は、まず婚活パーティーを経験してみた方がいいでしょう。
いきなり婚活バスツアーに参加して最悪の思い出となってしまっては、婚活自体に挫折してしまうかもしれませんからね。
長い時間を共に過ごし、参加者の人間性により深く触れることができますので、自分に向いていると思える人には参加をお勧めします。
また婚活疲れの人が気分をリフレッシュするために参加するというのも、理にかなっていると感じました。
最低限、本来の目的が婚活であることを忘れさえしなければ、普段とは環境が違い、堅苦しさのないバスツアーは大いに楽しめることでしょう。
口コミ情報に見る「婚活バスツアー選びの注意点」
大手の業者の企画でも詳細の確認が重要なのが婚活バスツアーです。
初心者が婚活バスツアーを選ぶ際は、特に次のような点に注意するといいでしょう。
- 過去の開催数が多いところほど慣れているので、実績をチェックする
- 参加人数が約束されていて、最低でも10人以上の相手と出会えるのが理想的
- 添乗員一人だけでなく、専門のサポート要員が同行するツアーを選ぶ
- 年齢層が幅広いものよりも、なるべく絞られたツアーを選ぶ
- 出会いがなかった場合のことも考え、自分が楽しめるツアーを選ぶ
最低でも相手が10人以上というのは、私の個人的な希望も入っています。
せっかく時間も費用もかけて参加するのですから、少しでも多くの人と知り合いたいですよね。
特に主催する業者に関しては、各々で事前にチェックしておくことを強くお勧めします。
開催数が多いということは、続けられるほどの人気と集客力があり、スタッフも慣れていてスキルが高いといえますからね。
添乗員一人でも十分に楽しめるでしょうが、更にコミュニケーションをサポートしてくれるスタッフがいてくれれば、不慣れな初参加でも安心できます。
年齢層については言うに及ばずですね。
成功することが第一ですが、何より楽しめそうな興味の持てるプランを選びましょう。
口コミ情報に見る「婚活バスツアーに参加する際の注意点」
ツアーの種類によってファッションを最適なものにするのも大切なポイントです。
次は婚活バスツアーに参加する際の注意点を挙げてみましょう。
- 同性を意識した目立つものより、異性に好印象を与える意識で選択する
- 様々なシチュエーションを想定し、動き易いファッションを選ぶ
- どんな相手、どんな場面でも笑顔を忘れずに
- 誰に対しても印象良く、明るい態度で接することを心がける
同性に差をつけたオシャレをしたくなる気持ちはわかりますが、婚活では異性に好まれるファッションを選ぶ方が賢明です。
長い時間の婚活バスツアーでも第一印象はとても重要な要素ですよ。
男性と女性では「清潔感」という項目一つとっても感じ方が違うものです。
バスツアーに合わせた機能性重視のファッションを選びつつ、髪から靴のつま先まで、隙のない身だしなみで挑みましょう。
男性が気にする女性の身だしなみトップ3は「髪」「肌」「爪(或いは手)」と言われています。
例えば普段は慣れたヘアスタイルでも、まとめ髪、後れ毛には雑な印象を与えないように、細心の注意が必要ですよ。
年代を考えれば後れ毛自体を好まない男性がいても不思議ではありません。
そして誰にでも笑顔で明るく接することは、目の前の相手だけでなく、離れた場所にいる人へのアピールにもなります。
直接話していなくても気になる存在に見せるのがテクニックです。
容姿の良さは確かに大きな武器ですが、婚活の場合、最終的には性格のいい人、一緒にいて楽しい人が成功者となります。
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50代女性の婚活バスツアー!本気じゃない男性の見分け方とは?
婚活バスツアーに参加しつつも、実は婚活に本気ではない男性、つまり不誠実な男性はどうやって見分ければいいのでしょうか。
体験者の口コミから、不誠実だと受け取られる男性の行動を挙げてみます。
- 遅刻してきて平然としている
- 進行役のスタッフがいるのに合コン的なノリで仕切ろうとする
- 決められた行動に従わず、自己中心的な振る舞いをする
- 思い通りに進まないとすぐに怒りを露わにする
- 女性に次々と声をかけるやり方がまるでナンパ師
集団行動の中での振る舞いは、その人の本来の性格や行動を如実に表しますね。
誠実な人は遅刻したら申し訳なさそうにするでしょうし、合コンのノリにしても自己中心的な振る舞いにしても、空気が読めないというより読む気がないように感じます。
それに怒りを露わにする人は場の空気を悪くしますし、女性たちは委縮してしまいますよね。
初対面の婚活相手を前にしてもそうだと、普段からそれが当たり前の人なのでしょう。
自己中心的な人と被りますが、女性に好かれようという気持ちがまったく見えず、本気で婚活をする気があるのか疑ってしまいます。
そしてナンパ師風情な声がけというのは、具体的には「軽い」「口が上手い」「馴れ馴れしい」「見境がない」という感じでしょうか。
本人はフレンドリーなつもりだとしても、婚活には相応しくありませんし、遊び目的だと思われても仕方がありませんね。
「本当に婚活目的で来たの?」と思わせるわかりやすい人なら対処できますが、気軽に参加できるようになり、間口の広がった婚活バスツアーには様々な人が参加します。
例えカップルが成立したからといって、必ずしも結婚できるとは限りませんが、せめて婚活に対する姿勢だけは誠実でありたいものです。
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50代女性の婚活バスツアー! まとめ
どの婚活にも言えることですが、出会いには運の要素がかなりの割合を占めます。
特に婚活バスツアーは楽しそうで参加しやすいプランが多く、事前に把握できるのは行き先と年齢層くらいです。
その年齢層ですら上の失敗談のような例もあるのですから、本当に運としか言いようがありません。
近頃は主催者も参加者も「楽しむ」ことを最大の目的とする場合が多く、真剣度の高い婚活というよりも「男女問わずの友だち探し」という様相です。
でも、それが良い結果を生むケースもあるというのが、婚活バスツアーの侮れないところでもあるのです。
最後に心に残った口コミ例を挙げますね。
- 「仲良くなったグループの一人として連絡先の交換をしたが、何度か会ううちに真剣に結婚を考えるようになった」
- 「友人のつきあいで渋々参加したが、行ってみたら楽しくてやみつき状態。知り合った女性と交際を経て、ついに結婚することになった」
皆さんはどう感じたでしょう。
実は頭の固い私は、楽しむことが優先の婚活バスツアーというものに否定的な先入観を抱いていました。
ちょっぴり不公平な気はしますが、真剣度が低かった参加者でも運を掴めた人たちが実在するのです。
本当に人生は思い通りにならないものであり、時には思わぬ幸運に恵まれるものでもありますね。
いかに効率を重視して期待が薄いものを避け続けても、婚活はまず人と出会わなければ始まらないのです。
婚活バスツアーに興味を持ちつつも参加をためらっている人がいたら、今の私は間違いなくこう言うでしょう。
「興味があるのなら積極的にどんどん参加すべきです」と。
後は運次第です。
悩める50代独身の女性の皆さんに、どうか良いご縁がめぐってきますように。
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